【Catalystスイッチ】VLANの設定方法はこれでOK! | LIFESTYLE LAB

【Catalystスイッチ】VLANの設定方法はこれでOK!

こんにちは、Tomです。

今回は、

「CatalystスイッチでのVLAN設定方法」

について解説していきます。

Cisco社のCatalystスイッチでVLANを使用する場合の設定方法について詳細に解説します。

VLANは現在のネットワークでは欠かすことのできない技術なので、その設定方法に関しては熟知している必要があります。

今回は「Cisco Packet Tracer(CPT)」を用いて設定方法を体験しながら学んでいきたいと思いますので、CPTは下の記事を参考にしてインストールしてください。

CiscoPacketTracerインストールまでの2ステップ

もし、

「VLANについてあまり理解できていないかも…」

と思ったら、下の記事でVLANについて学んでください。

VALNとは?誰もが知っている、VLANの5つの特徴

それでは一緒に設定していきましょう。

1.VLANの作成

1-1.VLANの作成

まずは、スイッチにVLANを作成する必要があります。

CatalystスイッチはデフォルトでVLAN1というVLANだけ作成されています。
なので、まずは自分でVLANを作成する必要があります。

VLAN作成のコマンドはこちらです↓

VLAN作成

(config)#vlan△(VLAN ID)
(config-vlan)#exit
(※△は半角スペース)

VLAN IDとは、VLANを識別するための番号です。

VLAN IDの範囲は「1〜4095」ですが、イーサネットで使用できるVLAN IDの範囲は、「1〜1001」と「1006〜4094」です。

また、VLANをまとめて作成したい場合、例えば、VLAN10、VLAN20、VLAN30をまとめて作る場合のコマンドはこのようになります↓

VLAN作成

(config)#vlan△10,20,30
(config-vlan)#exit
(※△は半角スペース)

さらに、例えば、VLAN3〜VLAN10のように一気に連番で作る場合のコマンドはこのようになります↓

VLAN作成

(config)#vlan△3-10
(config-vlan)#exit
(※△は半角スペース)

1-2.VLAN名の設定

VLANを作成したら、そのVLANに名前をつけます。

例えば、上のコマンドでVLAN2を作成した場合、名前をつけなくても、

「VLAN0002」

と、VLAN IDが4桁で作成されますが、普通は自分で名前をつけます。

VLAN名の設定コマンドは下の通りです↓

VLAN名変更

(config)#vlan△(VLAN ID)
(config-vlan)#name△(VLAN名)
(※△は半角スペース)

1-3.VLAN作成、VLAN名変更の設定例

実際に設定してみましょう。

ここでは、ある企業において「経理部」「営業部」「開発部」「設計部」の4つの部署ごとにVLANを作ることを想定して設定してみました。

 

下の図のように、各VLANを作成した後に、名前を変更します。

VLANの設定状況を確認すると、下の図のように各VLAN名がそれぞれ部署名に変更されています。

このように、管理者が管理しやすいようにVLAN名をつけることが可能です。

2.アクセスポートに設定

ここまで、VLANの作成、VLAN名の変更をしましたが、実はVLANを作成するだけでは意味がありません。
実際にスイッチのポート(スイッチポート)にVLANを割り当てないといけないのです。

スイッチポートにVLANを割り当てるには、スイッチポートの種類を設定しないといけません。

スイッチポートには「アクセスポート」と「トランクポート」という2種類のポートがあります。
まずは、スイッチポートをアクセスポートに設定して、VLANを割り当てる方法を解説します。

なお、「アクセスポート」、「トランクポート」に関する詳しい内容は下の記事を参考にしてください。

VALNとは?誰もが知っている、VLANの5つの特徴

2-1.スイッチポートをアクセスポートに設定

まずは、スイッチポートをアクセスポートに設定します。
スイッチポートをアクセスポートに設定するコマンドは次のコマンドです↓

アクセスポートに設定

(config)#interface△FastEthernet△(interface番号)
(config-if)#switchport△mode△access
(※△は半角スペース)

なお、上のコマンドのように、個別にスイッチポートの設定モードに移行してから、「アクセスポート」に設定する必要があります。

2-2.スイッチポートにVLANを割り当て

次に、スイッチポートにVLANを割り当てます。
スイッチポートにVLANを割り当てるためのコマンドはこちらです↓

VLAN割り当て

(config)#interface△FastEthernet△(interface番号)
(config-if)#switchport△access△vlan△(VLAN ID)
(※△は半角スペース)

2-3.アクセスポートの設定例

それでは実際に設定してみましょう。

先ほど作成した、ある企業の「経理部」「営業部」「開発部」「設計部」のVLANをスイッチの各ポートに設定してみましょう。
今回は、スイッチポートのFa0/1に経理部、Fa0/2に営業部、Fa0/3に開発部、Fa0/4に設計部を割り当てます。

 

設定例は以下の通りです↓

設定後、VLANの設定状況を確認すると、各VLANが各ポートに割り当てられています。

3.トランクポートに設定

次に、スイッチポートをトランクポートに設定して、VLANを割り当てる方法を解説します。

3-1.トランクプロトコルの指定

下の記事で解説していますが、トランクポートではVLANを識別するために「タグ」と呼ばれる識別情報を付加しています。

トランクポートはタグでVLANを識別している

そして、この「タグ」を付加する際のプロトコルには「ISL」と「802.1Q」の2種類があります。
「ISL」はCisco社独自のプロトコルで、「802.1Q」は、IEEEで標準化されたプロトコルです。

これら2つのプロトコルに対応しているスイッチの場合、どちらのプロトコルを使用するのかを指定しなければいけません。

トランクプロトコルを指定するためのコマンドはこちらです↓

トランクプロトコル(ISL)の指定

(config)#interface△FastEthernet△(interface番号)
(config-if)#switchport△trunk△encapsulation△isl
(※△は半角スペース)

トランクプロトコル(802.1Q)の指定

(config)#interface△FastEthernet△(interface番号)
(config-if)#switchport△trunk△encapsulation△dot1q
(※△は半角スペース)

3-2.スイッチポートをトランクポートに設定

まずは、スイッチポートをトランクポートに設定します。
スイッチポートをトランクポートに設定するコマンドは次のコマンドです↓

トランクポートに設定

(config)#interface△FastEthernet△(interface番号)
(config-if)#switchport△mode△trunk
(※△は半角スペース)

こちらも個別にスイッチポートの設定モードに移行してから、「トランクポート」に設定する必要があります。

3-3.スイッチポートにVLANを割り当て

次に、スイッチポートにVLANを割り当てます。
スイッチポートにVLANを割り当てるためのコマンドはこちらです↓

VLAN割り当て

(config)#interface△FastEthernet△(interface番号)
(config-if)#switchport△trunk△allowed△vlan△(VLAN ID)
(※△は半角スペース)

3-4.トランクポートの設定例

それでは実際に設定してみましょう。

先ほどの、ある企業で管理者が「経理部」「営業部」「開発部」「設計部」それぞれのパソコンとの疎通が取れるようにするため、VLANのフレームを全て通すトランクポートをスイッチに設定してみましょう。
今回は、スイッチポートのFa0/5をすべてのVLANフレームを通すトランクポートに設定します。

設定例は以下の通りです↓

設定後、VLANの設定状況を確認すると、各VLANがトランクポートに割り当てられています。
また、トランクプロトコルは「802.1Q」に指定されています。

4.管理VLANの設定

管理VLANの設定方法は下の記事を参考にしてください。

管理VLANの設定方法

5.VLAN情報の表示

先ほどから、設定後にVLANの設定状況を確認していましたが、VLANの設定に関しては以下のコマンドで表示することができます。

全VLAN情報の表示

#show△vlan
(※△は半角スペース)

こちらのコマンドは、すべてのVLAN情報が表示されます。

 

VLAN情報の概要表示

#show△vlan△brief
(※△は半角スペース)

こちらのコマンドは、VLANの概要情報が表示されます。

 

VLAN情報の個別表示

#show△vlan△id△(VLAN ID)
(※△は半角スペース)

こちらのコマンドでは、指定したVLANの情報のみ表示されます。

また、トランクポートはこれらのコマンドでは表示されないので、設定を確認する際は以下のコマンドを入力します。

トランクポートの情報表示

#show△interfaces△trunk
(※△は半角スペース)

7.まとめ

いかがでしたでしょうか?

VLANに関しては今回の項目を設定すればOKです。

VLANは現在のネットワークではなくてはならない技術です。
そのため、VLANの設定方法は何も見ずにできるくらい熟知している必要があります。

今回の記事を参考にして、ぜひご自分で設定してみてください。

それでは今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。